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2001 年度 実績報告書

顎口腔領域の各種感覚刺激によるMRI脳機能画像分析

研究課題

研究課題/領域番号 12671825
研究機関岡山大学

研究代表者

岸 幹二  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (30033202)

研究分担者 繁原 宏  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (30243471)
若狭 亨  岡山大学, 歯学部・附属病院, 講師 (50191713)
杉本 朋貞  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (50135729)
窪木 拓男  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (00225195)
キーワードfunctional MRI / 味覚刺激 / 嚥下運動
研究概要

本研究は、顎口腔領域における各種感覚刺激のfMRIに最適の撮像条件の設定、fMRIの顎口腔領域各種感覚刺激の研究、臨床応用の可能性を追及することである。
前年度(平成12年度)は、嚥下運動によるfMRI studyを行い、primary motor cortex、primary somato-sensory cortexが主に賦活されることが明らかになった。
本年度(平成13年度)は、被験者8人に対し、味覚刺激による脳賦活部位の同定を行う実験を実施した。頭部固定は、ヘッドコイルと頭部に対し、ヘアバンド、スポンジ等を組み合わせることにより施行し、アイマスクと耳栓で視覚、聴覚刺激を遮断した。次に、味覚刺激は、濃度1Mの食塩水と3mMのサッカリンをそれぞれ被験者の口腔へ挿入したチューブより滴下することにより与え、fMRI撮像を行った。画像処理は、Magnetom Vision付属のソフトウエア-(Numaris)内のz-scoreを用いて行い、fMRI画像は、同一平面にて撮像したT1強調画像と重ねあわせた。
その結果、味覚刺激による脳賦活領域はpariental operculum、frontal operculumとinsulaに分布し、この順番に賦活する頻度が高いことが明らかになった。味覚刺激の種類による分布の差異は今回の研究では認められなかった。今後は、味覚刺激の種類による差異を検討し、臨床応用に近づけていきたい。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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