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2001 年度 実績報告書

歯周靭帯支持インプラントを目指した歯周靭帯内細胞の増殖・分化因子の同定

研究課題

研究課題/領域番号 12671886
研究機関広島大学

研究代表者

細川 隆司  広島大学, 歯学部附属病院, 講師 (60211546)

研究分担者 山中 威典  広島大学, 歯学部・附属病院, 助手 (20325202)
田地 豪  広島大学, 歯学部・附属病院, 助手 (80284214)
赤川 安正  広島大学, 歯学部, 教授 (00127599)
キーワード歯周靭帯 / マラッセ上皮遺残由来細胞 / 歯周靭帯線維芽細胞 / 無血清培養 / FGF / インプラント
研究概要

我々は骨支持インプラントを超える歯周靭帯支持の次世代インプラントを世界に先駆けて開発するため,間葉系細胞内で外腔と独立して存在する生体内で唯一の上皮細胞群であるマラッセ上皮遺残由来細胞(ME)と歯周靭帯線維芽細胞(PLF)の細胞生物学的特性を解析し,増殖・分化制御因子を遺伝子およびタンパクレベルで同定することを目指し,それぞれの細胞の無血清培養系を確立することにより検討を加えてきた。
その結果,MEはFGF-7/KGF受容体であるFGFR2-(IIIb)遺伝子のみを発現していることが明らかとなった。また,PLFがFGF-7/KGF遺伝子および蛋白を発現していることも明確であったことから,我々の確立した無血清培地が細胞間での様々な蛋白因子を解明する上で極めて有用であることが示唆された。さらに,MEとPLFはFGF-7/KGF-FGFR2-(IIIb)/KGF受容体系を介した上皮-間葉相互作用によりパラクライン的に制御されている可能性が示され,歯周靭帯再生機構を解明し歯周靭帯支持の次世代インプラントを開発するうえでの有益な知見を集積することができた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yamanaka T., et al.: "Isolation and serurn-free culture of epithelial cells derived from epithelial rest of malassez in human periodontal ligarnent"In Vitro Cell. Dev. Viol.-Animal. 36. 548-553 (2000)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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