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2001 年度 実績報告書

遊離移植骨に対するビスフォスフォネートの吸収抑制効果の検討

研究課題

研究課題/領域番号 12671920
研究機関東北大学

研究代表者

伊藤 正健  東北大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (40223185)

研究分担者 篠田 壽  東北大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (80014025)
越後 成志  東北大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (70005114)
キーワード遊離骨移植 / ビスフォスフォネート / 骨吸収抑制 / BMP / コンパクチン
研究概要

現在。当初の予定であったビスフォスフォネートに先駆け、コンパクチンを用いての実験を行っている最中である。実験動物に用いた近交系マウスには、当初C3H/HeJを用いる予定であったが、浸透圧ポンプを埋入させた際に、体が小さすぎることが原因と考えられる術後経過不良例が多発したため、これよりも大きいマウスであり近交系マウスでもあるMRL/M p J・+/+を用いて実験することとした。現在までにドナーとレシピエントとを合わせて48匹のマウスを用いて実験を行った。コンパクチン投与は10μMで2週間投与群、3週間投与群、4週間投与群とした。投与後摘出した脛骨は、燐酸緩衝ホルマリン固定液にて固定後、実態顕微鏡によるマクロ観察と軟X線画像解析による骨塩量の測定を施行した。また、パラフィン包埋を施行し、HE染色、TRAP染色、アザン染色等により組織学的観察を施行した。これまでのところ2週間投与群では大きな変化は認められないものの、3週間投与群、4週間投与群では骨量の増加等が観察された。今後、これら結果をもとに個体数を増やし、さらに新鮮凍結切片や、レジン包埋による非脱灰切片等を用いて、アルカリフォスファターゼ活性の検出や、テトラサイクリンを用いた骨標識による骨形態計測等を行う予定である。またコンパクチンのかわりにBMPを投与する群をもうけ、BMPの骨に及ぼす効果とコンパクチンの効果とを比較検討し、ビスフォスフォネートの骨吸収抑制効果等も併せて、骨移植に対する有用性について検討する予定である。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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