研究課題/領域番号 |
12671974
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研究機関 | 鶴見大学 |
研究代表者 |
近藤 寿郎 鶴見大学, 歯学部, 助教授 (70178416)
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研究分担者 |
佐藤 哲二 鶴見大学, 歯学部, 教授 (10162447)
瀬戸 かん一 鶴見大学, 歯学部, 教授 (60064367)
濱田 良樹 鶴見大学, 歯学部, 助手 (70247336)
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キーワード | 顎関節 / 変形性関節症 / 関節鏡 |
研究概要 |
1.イエウサギ膝関節変形性関節症(OA)モデルの作成 膝関節半月板切除術によるOAモデルを術後4週(第1群)、2週(第2群)、1週(第3群)、8週(第4群)にて、各群8羽計32羽を作成した。なお本方法によるOAモデル作成技術は、全群について安定性が確保されたものである。 2.膝関節の関節鏡視 平成12年10月に納入され之細径硬性関節鏡システムを用いて、全群を対象に鏡視所見の記録を行った。鏡視所見の記録には、画質を劣化させることなく保存できるDVテープを使用して行った。なお予備実験にて、本関節鏡の第1群における高いOA検出力が明らかになったため、第2群を術後2週に設定したが、第2群においても高いOA検出力を認めたため、第3群を術後1週に設定し、更に早期のOA変化に対する本関節鏡の検出能力を検討することとした。第4群には進行OAの所見を得るため、術後8週に設定した。 3.膝関節の肉眼解剖 全群を対象に肉眼解剖所見をとり、スライド用写真にて記録した。 4.膝関節の組織学的検索 全群の膝関節をHEにて染色し、組織学的検索を行った。 5.本関節鏡の検査特性の算出 2〜4にて得た記録をもとに、本関節鏡のOAに対する検査特性を調査中である。また、同方法により作成したOAモデル(術後1・2・4週群)を用いて、そのX線画像撮影・MRI撮影、更にSEMを用いた関節表層の走査電子顕微鏡的検索による早期OA診断と、本関節鏡による早期OAの病態検出能力を比較検討する予定である。
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