研究課題/領域番号 |
12672041
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
穂積 信道 東京理科大学, 生命科学研究所, 教授 (60051744)
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研究分担者 |
羽毛田 慈之 明治大学, 歯学部・口腔解剖学教室, 助教授 (90164772)
手塚 建一 東京理科大学, 生命科学研究所, 講師 (50236973)
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キーワード | CD4^+T細胞 / NOD / SCODマウス / Actinobacillus actionomycetemcomitans / Limiting Dilution Assay / IgG |
研究概要 |
若年性歯周炎の原因菌と考えられているActonobacillus actinomycetecomitans(Aa)に対する免役応答を中心に研究した。具体的には、歯周炎患者からの末梢血リンパ球を移植したNOD/SCIDマウスを用いて作製したヒト病態マウスモデル(このマウスモデルについては昨年度の報告書で述べた)のヒトT細胞の免役応答を解析した。Aa-HuPBL-NOD/SCIDマウスの歯周組織からヒトT細胞を採取し、同じドナーの抗原提示細胞を用いて、Aaに対する増殖応答をin vitro実験系で検討した。その結果マウスから採取したヒトT細胞ではコントロール(同じドナーのCD4^+T細胞)の3倍以上の増殖応答が確認された。Limiting Dilution Assayにおいても抗原(Aa)特異的T細胞の頻度がコントロールと比較してやはり4倍ほど上昇していることが観察され抗原特異的T細胞のClonal Expansionが起こっていることが示唆された。また、これらのマウスの血清中にはコントロールドナーの4-5倍以上のAa特異的IgGが検出された。昨年度の結果も含めて我々の開発したマウスモデルが歯周炎のヒト病態モデルとして使用できることが示された。
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