研究課題/領域番号 |
12672070
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
北中 進 日本大学, 薬学部, 教授 (40102553)
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研究分担者 |
石井 里枝 埼玉衛生研究所, 水食品, 主任
大根谷 章浩 日本大学, 薬学部, 助手 (60328763)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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キーワード | Bidens parviflora / macropharge / nitric oxide / antiallergic agent / antiinflammatory agent / prostaglandin / Chinese medicine |
研究概要 |
抗アレルギー及び慢性炎症に深い関わりをもつマクロファージ分泌物中特にNO産生調節作用成分及びプロスタグランジンE2(PGE2)抑制効果をBidens parvifloraについて検討した。 B.parvifloraエキスについて、マクロファージ(RAW264.7細胞)のNO産生能に対する抑制活性を指標として成分分離を行い、60種の化合物を単離し、同定及び構造決定した。 5種の新規ポリアセチレン配糖体、2種の新規化合物を含む25種のフラボノイド、4種の新規ショ糖エステル、1種の新規カフェ酸ダイマー、2種の新規カフェ酸プレニルエステル、2種のカフェ酸誘導体、2種のケイヒ酸誘導体、2種の新規ネオリグナン、1種の炭素鎖10の新規シクロペンテノン配糖体、8種のキナ酸エステル、1種のベンジルアルコール配糖体、1種のナフトピロン配糖体、カロチノイド、ジテルペン、ステロイド及びmyo-inositolを同定及び構造決定した。 これらの化合物のマクロファージのNO産性能におよぼす効果について、IFN-γとLPSで活性化した時の試験薬物の作用について検討した結果、4種のポリアセチレン配糖体に強い抑制が認められた。フラボノイドでは、3',4'-位に水酸基を持つフラボン、フラボノール及びオーロンにNO産性抑制活性が認められた。また、カフェ酸ダイマー、メチルキナ酸のカフェ酸エステルにNO産性抑制活性が認められた。次に、マクロファージのプロスタグランジンE2(PGE2)抑制効果について、LPSで活性化した時のショ糖エステル、カフェ酸誘導体に対する作用について検討した結果、数種の化合物にPGE2抑制活性が認められた。
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