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2000 年度 実績報告書

イソキノリン型アルカロイドの生物活性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12672078
研究機関神戸薬科大学

研究代表者

岩佐 衣子  神戸薬科大学, 薬学部, 助教授 (30068340)

研究分担者 西山 由美  神戸薬科大学, 薬学部, 助手 (30248116)
市丸 百代  神戸薬科大学, 薬学部, 講師 (00175259)
守安 正恭  神戸薬科大学, 薬学部, 教授 (40102107)
綿矢 有佑  岡山大学, 薬学部, 教授 (90127598)
キーワードisoquinoline alkaloids / antimalarial activity / antitumor activity / antiHIV activity
研究概要

1.天然あるいは合成により得られたベルベリン関連4級アルカロイドの抗マラリア活性を調べた結果、構造と活性に関するいくつかの知見を得ることが出来た.例えばpsudo型のプロトベルベリンアルカロイドの活性が高かいことが解った.また、6個のアルカロイドがキニーネのEC50値に匹敵する値を示した.今後更に構造修飾など行うことにより活性が増大することが期待できる.(日本薬学会第120年会2000.3.29岐阜にて発表、Eur.J.Med.Chem.)
2.23個のベルベリン関連4級並びに3級アルカロイドについて抗真菌剤及び除草剤としての作用を調べた.その結果、4級アルカロイドのみに活性が認められるなどの構造と活性に関するいくつかの知見が得られた.しかし農薬として利用できるほどの活性はなかった.(Biosci.Biotechnol.Biochem.)
3.当研究室ではアフリカのアルカロイド含有植物の成分研究を行っているが、アフリカに分布しているバンレイシ科植物は民族薬生薬として用いられている.たとえばMonodora junodiiの茎は現地で胃腸病、マラリアの治療薬などに用いられている.本植物より数種のタイプのイソキノリンアルカロイドを単離、構造を決定した.(日本薬学会第120年会2000.3.29岐阜、日本生薬学会第47回年会2000.9.7東京、にて発表、Natural Medicine)今後これらのアルカロイドの生物活性を調べるつもりである.
4.生物変換前駆物質として数種のイソキノリンアルカロイドを合成し、ケシ科植物の培養細胞を用いて投与実験を行った結果、数種の変換生成物を得ることが出来た.(日本薬学会第120年会2000.3.29岐阜及び日本生薬学会第47回年会2000.9.7東京、にて発表).今後、得られた生成物について生物活性を調べる予定である.
5.イソキノリンアルカロイドの抗腫瘍、抗HIV活性を調べ、いくつかの有意義な結果が得られており、現在、投稿中である.

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 岩佐衣子: Eur.J.Med.Chem.. 34. 1077-1083 (1999)

  • [文献書誌] 岩佐衣子: Biosci.Biotechnol.Biochem.. 64. 1998-2000 (2000)

  • [文献書誌] 西山由美: Natural Medicines. 54. 42 (2000)

  • [文献書誌] 西山由美: Natural Medicines. 54. 338-341 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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