研究課題/領域番号 |
12672091
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研究機関 | 岐阜薬科大学 |
研究代表者 |
竹内 洋文 岐阜薬科大学, 薬学部, 助教授 (50171616)
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研究分担者 |
山本 浩充 岐阜薬科大学, 薬学部, 助手 (30275094)
川島 嘉明 岐阜薬科大学, 薬学部, 教授 (30082978)
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キーワード | 表面修飾 / リポソーム / ナノスフェア / 粘膜付着 / 体内動態制御 / がん細胞 |
研究概要 |
1.キトサンでコーティングしたリポソーム(CS-Lip)の腸管粘膜付着挙動の解析 (1)前年度、共焦点レーザー顕微鏡を用いて明らかにしたCS-Lipのラット腸管粘膜付着挙動を、マーカー物質の定量により確証した。また、その一部の結果については論文として報告した。 (2)モデル薬物(インドメタシン)をサブミクロン化CS-Lipに封入し、ラットを用い吸収性を評価し、溶液投与よりBAは高く、また、キトサンコーティングにより血中濃度は均一化されることを明らかにした。 2.部分疎水化ポリマーでコーティングしたリポソーム(PC-Lip)の血中滞留性とその挙動解析 (1)in vitro実験によりPC-Lipの分散安定性を評価し、その血中滞留性と良好な相関関係があることを明らかにした。 (2)前年度の研究結果、(1)の結果を含め、種々のポリマーを用いたPC-Lipの血中滞留性の評価に関する結果を総括し、論文として報告した。 3.部分疎水化ポリマーでコーティングしたリポソーム(PC-Lip)のがん細胞親和性 (1)坦癌ラットにおいて、PC-Lipを静注後の血中滞留性、癌組織移行性が、コーティングしていないLipと比較して高くなっていることを中心にして研究を総括し、論文として報告した。
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