研究課題/領域番号 |
12672270
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎・地域看護学
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研究機関 | 愛知教育大学 |
研究代表者 |
天野 敦子 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (10024019)
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研究分担者 |
福田 博美 愛知教育大学, 教育学部, 助手 (90299644)
佐藤 和子 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (50024021)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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キーワード | 生活(運動)習慣記録機 / 痴呆高齢者 / 高齢者体験 / 養護教諭 / 連携 / 小児慢性特定疾患 / 小児糖尿病 |
研究概要 |
障害を持った高齢者に関する研究 特別養護老人ホーム入所の痴呆高齢者にライフコーダを装着することにより、昼間のみならず夜間の動き(まったく活動のない状態、微少運動、歩行運動)を把握でき、ライフコーダを活用することで痴呆高齢者の身体活動の時間帯、持続時間を知る上で有効であることを明らかにした。また、独居高齢者の生活の実態調査を行い、「総義歯」より「自分の歯」である高齢者の方が他人との関わりに積極的であり、精神生活に満足している傾向がみられ、口腔内の状態を清潔に保ち、歯の状態を良好に維持することは、高齢者のQOLを向上させるために重要であることを指摘した。さらに、大学生が高齢者体験器具を装着した場合としない場合の姿勢の測定を行うと同時に感想を聞き、装着をしたときの高齢者体験がどの程度できるかを検討し、姿勢や動作と感想がほぼ対応していることを明らかにした。また、高齢者体験器具の利用により高齢者の動きづらさや意識を明確にできたが、実際の高齢者と同じであるとはいえない。そのため、高齢者体験器具の装着は、あくまで補助手段であり、実際の高齢者の意見を聞くことも高齢者体験学習の中に取り入れる必要があることを確認した。 障害を持った児童・生徒に関する研究 障害を持った児童・生徒に関する研究として、小児慢性特定疾患を持つ子どもをめぐる「学校」、「家庭」、「医療機関」の連携を中心とした実態調査を行った。その結果、現状での学校や医療機関との連携は保護者が中心となっており、学校と医療機関との連携が密接になる必要のあることが明らかになった。また、これまで以上に養護教諭の養成段階において、病気を持つ子どもに対する関心を高める教育の必要性も示唆された。
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