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2000 年度 実績報告書

痴呆性高齢者と家族のケアにおける力量形成文化相互的研究

研究課題

研究課題/領域番号 12672271
研究機関三重大学

研究代表者

斎藤 好子  三重大学, 医学部, 助教授 (80279877)

研究分担者 石川 睦弓  三重大学, 医学部, 助手 (90324516)
佐藤 敏子  三重大学, 医学部, 助教授 (60258986)
柿川 房子  三重大学, 医学部, 教授 (90264168)
キーワードReflective Practice / 痴呆性高齢者 / 痴呆性高齢者の家族 / ケアの力量 / 質的研究
研究概要

1.痴呆性高齢者ニーズ調査・分析
津保健所の協力の下に、7月に津保健所管内デイサービスセンター、訪問看護ステーションを利用している痴呆症者と家族に対するニーズ調査・分析を行った。この調査により、痴呆症者の半数近くが痴呆症状が現れてから1年以上後に受診していること、痴呆の初期には何よりも相談できる場所を求めていること、痴呆症者の問題行動が多種多様であり、問題行動の数が、介護者の健康に関連していること、介護者の3割は介護のために職業をもてないでいること、半数以上が介護方法を知りたいと考えていること、在宅介護を継続するためにショートステイ・デイサービス等のサービスを要望していること等が把握できた。この事実を痴呆性高齢者と家族のケアにおける力量形成に生かしていきたい。
なお、イギリスでのニーズ調査はほぼ同じ質問紙を使用して実施を計画中である。
2.研究打ち合わせ(イギリス)
研究代表者(齋藤)は7月から8月にかけてイギリスで学会発表を行った際に、Diane Wells, David Nathanらと共に本研究プロジェクトの打ち合わせを行った。また、この2人の共同研究者及び齋藤が参加して、Kingston大学の学生の協力の下に、Reflective Practiceセミナーを実際に開催してもらった。本セミナーの方法を学ぶことができた。
3.痴呆性高齢者看護セミナーの組織化
Reflective Prcticeセミナーを組織化するにあたり、研究分担者と共に月1回のペースで学習をした。その上で、痴呆症者の看護・介護に関わる職業に就いている参加者を募り、平成13年3月から月1回「三重痴呆ケア研究会」という名称のセミナーを開催する運びとなった。

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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