研究課題/領域番号 |
12672282
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
大日向 輝美 札幌医科大学, 保健医療学部, 助教授 (30223944)
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研究分担者 |
田野 英里香 札幌医科大学, 保健医療学部, 助手 (90336412)
木口 幸子 札幌医科大学, 保健医療学部, 助手 (70311892)
堀口 雅美 札幌医科大学, 保健医療学部, 講師 (10217185)
稲葉 佳江 札幌医科大学, 保健医療学部, 教授 (90159955)
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キーワード | 看護倫理 / 看護教育 / 教育方法 / 基礎実習 |
研究概要 |
1.目的 1)本研究の目的:看護学生の倫理的判断に関する臨床能力を高めることを目的に、学内教育と実習施設との連携を基盤としたリンケージモデルとして看護倫理の教育計画を立案し、実施する。またその連鎖的効果について検証する。 2)今年度の目的:倫理的看護判断の育成を目指した授業(科目名「看護倫理」)を実施し、その効果を評価する。加えて、実習指導者を対象とする看護倫理に関する講義計画とワークショップの実施計画を立案し、実施する。 3)研究成果報告書を作成する。 2.実施状況 1)2年次の看護大学生を対象に、修正した授業計画に沿った授業の実施・評価。 ・昨年度立案した「看護倫理」の修正プランに基づく授業を実施し、授業過程を評価した。修正プランによる授業に関する評価は、授業場面のビデオ撮影と、終了後に実施した質問紙によって行った。 2)実習指導者を対象とした看護倫理に関する教育プログラムの立案、及び実施。 ・実習指導者を対象とした教育プログラムを立案し、講義を実施した。 臨床側と協議した結果、講義とワークショップで教育プログラムを構成することとした。これまでの研究過程において、実習指導者の倫理的認識力と倫理に関する指導力の問題が明らかになったため、まず看護倫理の基礎概念に関する講義計画を立案し、実施した。参加した実習指導者の感想文から講義評価したところ、プログラムの効果が認められた。 ・講義の結果を踏まえるとともに実習施設側の要望を取り入れ、看護倫理ワークショップの計画を立案した。 以上より、リンケージ効果をねらった教育方法の全体計画を修正し、モデル構築を検討中である。
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