研究課題/領域番号 |
12672294
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎・地域看護学
|
研究機関 | 名古屋大学 (2002) 大分県立看護科学大学 (2000-2001) |
研究代表者 |
山内 豊明 名古屋大学, 医学部, 教授 (20301830)
|
研究分担者 |
三笘 里香 大分県立看護科学大学, 看護学部, 助手 (10305849)
|
研究期間 (年度) |
2000 – 2002
|
キーワード | アセスメント / フィジカル・アセスメント技能 / 訪問看護 / 現状調査 / フィジカルアセスメント知識 / フィジカルアセスメント使用頻度 / フィジカルアセスメントニーズ / フィジカルアセスメント教育 |
研究概要 |
訪問看護活動における臨床判断のための情報収集に不可欠なフィジカルアセスメント技術ならびに知識を把握する目的で、回答者の臨床経験背景と39のフィジカルアセスメント事項各々の知識、使用頻度、ニーズについて、自記式調査を行った。 訪問看護職養成講座参加者を対象とした調査では、ニーズについては項目間の差はなく、全ての調査項目について必要性が確認された。「絶対に必要である」と回答した者が70%を超えた11のアセスメント項目の90%以上は「自分で行なえる程度」に知られており、80%以上が「週に1回以上から毎日」行われていた。ニーズについて「どちらともいえない」と答えた者が30%を超えた7項目は自分で行なえるほどの知識はなく使用頻度も低かった。ニーズについて「あったほうがよい」との回答が70%を超えた21項目については、「行なえる程度」に知られている場合には実際の使用頻度は高い傾向を認めた。これらの傾向は、訪問看護経験の有無や長さ、看護職経験の長さとは、いずれも有意な差異は認められなかった。 訪問看護ステーション就業中の看護職を対象に行った調査では、ニーズについて「絶対に必要である」との回答が70%を超えた5項目についてはその項目を「自分で行なえる程度に知っている」または「他人に教えることができる程度に知っている」と回答した者がいずれも90%を超え、「週に1回以上行っている」あるいは「毎日行っている」と回答した者がいずれも80%を越えていた。さらにニーズについて「絶対に必要である」あるいは「あったほうがよい」と回答した者が70%を超えた15項目では「行なえる程度に知っている」場合には実際の使用頻度が高い傾向を認めた。看護職経験の長さの差、訪問看護経験の長さの差、医療機関での勤務経験の長さの差の各々において、ニーズ、知識、使用頻度に関して、有意差を認める項目を各々明らかにした。
|