研究概要 |
本研究は看護教育を効果的、効率的に行うためのマルチメディア教材及びマルチメディア教育の検討を行うために、看護教育のためのマルチメディア教材を自作し、その教材を使ったマルチメディア教育の効果を評価・検討しようとするものである。 研究計画としては、 1.マルチメディア教材作成の、ハードウエア及びソフトウエア両面の技術の検討と機器の整備 2.その技術および機器を基盤にして、看護教育のためのマルチメディア教材を作成、 3.作成したマルチメディア軟材を使った教育の効果評価、問題点の検討 の段階に従って研究を進めて行くことにした。 本年度ほ、1のマルチメディア教材作成技術の検討・機器整備に重点をおいた。即ち、現在の一般的教育機関の情報機器環境で、技術的および経済的に準備もしくは整備可能なレベルの、ハードウエアおよびソフトウエアを用いたマルチメディア教材作成システム構築の可能性を検討した。具体的には映像情報の収集、管理、加工、編集等の映像情報処理作業を、現在市販利用されているパソコンで行うことを可能にするハードウエアおよびソフトウエアの検討を行った。即ち現在市販されている標準的レベルの能力(処理速度:ペンティアム800MHz前後、内部記憶容量:128MB以上、外部記憶容量:40GB以上、入出力装置インターフェイス:USB,IEEE1394)を持ったパソコンに、さらにマルチメディア情報を処理するためのインターフェイスを追加することによって構築されたマルチメディア教材作成システムを整備・評価、検討した。 このパソコンによる映像情報処理部門の技術の発展は目覚ましく、状況は刻々変化しているが、今回の科研費で購入・整備した機器類等で、想定したレベルの映像情報処理が可能であることを確かめた。
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