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2000 年度 実績報告書

精神障害者の地域生活促進と再発防止に関連した急性期ケアプロトコールの開発

研究課題

研究課題/領域番号 12672340
研究機関兵庫県立看護大学

研究代表者

宇佐美 しおり  兵庫県立看護大学, 看護学部, 講師 (50295755)

研究分担者 山村 真佐枝  兵庫県立看護大学, 看護学部, 助手 (40316055)
近澤 範子  兵庫県立看護大学, 看護学部, 助教授 (40118055)
バトリシア アンダーウッド  兵庫県立看護大学, 看護学部, 教授 (10264839)
山本 則子  兵庫県立看護大学, 看護学部, 助手 (10326308)
山岡 由実  兵庫県立看護大学, 看護学部, 助手 (00326307)
キーワード最発防止 / 精神障害者 / 地域生活 / 急性期ケアプロトコール
研究概要

本研究は精神障害者の再発・再燃を抑制し、地域生活を維持できるような急性期治療病棟における治療、看護ケアの実態を明らかにすることを目的とした。本研究は、急性期治療病棟におけるケアプロトコールの開発を目的とした研究の一部である。
大阪府内にある私立K病院急性期治療病棟において、入院した精神障害者47名に治療ケアを提供している主治医3名、受け持ち看護者14名を対象とした。また精神障害者47名については退院3ヶ月後に、外来で面接調査を行なった。調査は平成12年8月1日から10月31日、平成13年1〜2月に調査を行なった。入院時、退院時、退院3ヶ月後に症状についてはBPRSを医師に記載してもらい、患者の退院時に、入院中の看護ケア、家族へのケア、患者のセルフケアについて受け持ち看護婦に答えてもらった。さらに、退院後は患者自身に自宅におけるセルフケアについて面接調査を行なった。
対象となった精神障害者は47名で平均年齢39.5歳、男性21名、女性26名だった。また、精神分裂病22名,非定型精神病4名、躁鬱病5名、BPD8名、不安神経症4名、心因反応4名だった。又、面接の対象となった看護者は平均年齢38.1歳、男性7名、女性7名、精神科看護者としの平均経験年数は13.7年だった。退院後3ヶ月未満で再入院してきた患者は6名で退院後3ヶ月未満の再入院率は1.7%だった。
入院中の看護ケアとしては(1)薬効と症状のモニタリング、(2)今後の服薬継続のために薬効と副作用のバランスを吟味し医師に相談、(3)本人の安心できる場と人をつくる、(4)本人自身の症状のコントロールの方法を知る、(5)外出泊を繰り返しながら症状とセルフケアの安定度を確認するなどが。又、家族へのケアとしては、(1)家族教室への参加の促しと参加時の状況の確認、(2)患者の行動説明を家族へ行なうが行なわれていた。
これらの結果を再発・再燃の抑制という視点で険討した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 宇佐美しおり: "地域生活を促進、維持するための急性期治療における治療・看護"日本精神保健看護学会誌.

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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