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2000 年度 実績報告書

心筋梗塞患者の看護介入モデルの開発と看護介入評価システムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12672346
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

眞嶋 朋子  東京女子医科大学, 看護学部, 助教授 (50241112)

キーワード心筋梗塞患者 / 不安 / 自己効力感 / セルフケア / リハビリテーション
研究概要

本研究の目的は、心筋梗塞患者の心理と生活行動変容への看護介入の開発とその有効性を明らかにし、臨床実践に有用な看護介入評価システムを作成することである。
平成12年度は,7月〜8月に8名の心筋梗塞退院後の対象者にインタビューを実施し、心筋梗塞患者の退院後6ヶ月までの心理と生活行動変容を質的に分析した結果、対象者の重症度、入院回数、入院中の意識状態により、心理状態およびセルフケア意識に個人差の大きいことが明らかとなった。これらの結果を基に質問紙を作成し、10月〜3月において、2施設(東京女子医科大学心臓血圧研究所、公立昭和病院)の心筋梗塞患者に調査依頼を行い、入院中の対象者において質問紙調査を依頼し、合計86名の協力が得られた、対象者の背景は平均年齢65.4才(SD=9.2),男性72名(81%)、女性14(19%)であった。各尺度の信頼性妥当性を検討した。セルフケア関心度尺度はクロンバックアルファ係数82.2であり、因子分析の結果、2因子が抽出され、累積寄与率62%であった。自己効力尺度は歩行、階段、健康管理についてのアルファ係数はそれぞれ0.8以上と高く示された。ただし、心理質問紙32項目の信頼性係数は低く全体でも0.59であった。なお本調査は、計150名を対象者とし、退院後6ヶ月までの追跡調査を実施し、生理学的変数と心理、生活行動変容との関連性を明らかにするものである。

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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