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2002 年度 実績報告書

極低出生体重児の家族における退院前後の生活上の変化と適応に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12672349
研究機関聖隷クリストファー大学

研究代表者

藤本 栄子  聖隷クリストファー大学, 看護学部, 教授 (80199364)

研究分担者 夛田 奈津子  聖隷クリストファー大学, 看護学部, 助手 (00340117)
黒野 智子  聖隷クリストファー大学, 看護学部, 講師 (10267875)
入江 晶子  聖隷クリストファー大学, 看護学部, 講師 (00232629)
キーワード極低出生体重児 / 生活上の変化 / 育児困難 / 母親の健康 / サポート
研究概要

正常新生児の家族の生活上の変化の実態を把握することが必要なため、本年度は文献をもとに褥婦の生活についての質問紙を作成した。この質問紙は褥婦自身の生活に関する項目、家族や友人との生活に関する項目、児との生活に関する項目から構成されている。また、生活についての質問項目に対応して、生活上の支障感を把握するための質問紙を作成した。これらの質問紙における表現上の問題や内容を検討するために、正常新生児の母親10名と産科病棟に10年以上勤務する助産婦5名に対してプレテストを実施し、修正をおこなった。本調査は静岡県内の産科を標榜するA, Bの2つの総合病院で実施した。対象は妊娠中に異常がなく、2002年11月初旬から2003年1月初旬の2ヵ月間に正常分娩をし、産褥入院中も異常のなかった褥婦であった。褥婦には文書と口頭で説明を行い文書による同意を得て産褥3〜4日目、分娩後1ヵ月、2ヵ月の3回の調査を実施した。調査票の配布はA病院115部・B病院89部で、各調査時期の病院毎の回収数と率は、1回調査(A病院:112部-97.4%、B病院:79部-88.8%)、2回調査(A病院:106部-92.2%、B病院:75部-84.3%)、3回調査(A病院:97部-84.3%、B病院68部-76.4%)であった。現在、その分析ならびに考察を行っている。一方、B病院においては2002年1月〜2002年12までにNICUを退院した極低出生体重児の母親5名に対して半構成型のインタビューを行った。インタビュー内容は正常新生児の質問項目に対応するように、(1)児の退院前後の生活上の変化、(2)生活上の支障感(育児困難感を含む)、(3)退院前後の不安、(4)サポート、(6)医療者からの援助などであった。インタビューは対象の許可を得て、テープレコーダーに録音した。現在、内容分析を行い、類似した内容からカテゴリー化を行っている。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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