研究概要 |
本年度は中国科学院自然科学史研究所の史料調査を7月、10月に実施、併せて、内閣文庫および国立天文台その他の蔵書を数度に渉って調査した。それらの内容については、内蒙古師範大学、天津師範大学、西北交通大学或は祖沖之1500周年の国際会議,国内では科学史学会、京都大学数理解析研究所の数学史の研究,国立天文台,大東文化大学東洋研究所,共立出版社の数学史の文献を読む会等で発表してきた。本年度の調査では和算家が三角法を角術に応用していたこと,亦梅文鼎に係る新資料を発見したことで国内外での反響は大きいものがあり,和算史研究に新らたな地平が切り開かれたと確信している。
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