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2001 年度 実績報告書

体育における学習意欲診断システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 12680024
研究機関名古屋大学

研究代表者

西田 保  名古屋大学, 総合保健体育科学センター, 教授 (60126886)

キーワード体育 / 学習意欲 / 診断システム
研究概要

平成13年度は、体育における学習意欲を多面的・総合的に診断するシステムの開発を目的として、体育における学習意欲の規定要因(支持要因)および学習意欲に関連する行動様式(学習行動の選好)に関する尺度を構成し、体育における学習意欲との関連性を検討した。また、体育における学習意欲の類型化も合わせて試みた。その結果、主として以下の知見が得られた。
1.本研究で作成した「体育における学習意欲」「支持要因」「学習行動の選好」の各尺度は、信頼性および因子的妥当性の高いものであった。
2.体育における学習意欲は、支持要因(授業の興味、めあて設定、上達の予想、教師の指導、友人の支援、授業の雰囲気、身体的健康)によって規定されており、本研究で取り上げた支持要因尺度の妥当性が支持された。
3.学習行動の選好(個人志向、集団志向、熟慮志向、活動志向、競争志向)は、体育における学習意欲の各下位尺度からそれぞれ影響を受けていた。
4.体育における学習意欲の類型化をクラスター分析で行った結果、意欲満々型、能力不安型、平均型、意欲葛藤型、無意欲型の5つのタイプに個人を分類することができた。
今後は、教育現場の教師と連携を密に取りながら、(1)これらの尺度の信頼性および妥当性を多くの対象者を用いて再検討すること、(2)体育授業以外への関心なども含めて診断システムとすること、(3)各尺度の評価基準、診断プロフィール、診断マニュアルを作成することなどを通して、体育における学習意欲診断システムを開発していく予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 西田 保: "体育における学習意欲診断システムの予備的検討-支持要因、学習行動の選好、学習意欲の類型化-"総合保健体育科学. 25・1. 45-58 (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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