中学生から社会人までに適用できる健康度及び生活習慣を診断できる検査法の開発、その検査法を用いて年代差・性差の分析及び健康度と生活習慣の関連性を分析した。各年代の成果は以下のとおりである。 1.平成12年度-診断検査の開発 1)「健康度・生活習慣(睡眠、休養、運動・スポーツ、食生活など)に関する調査用紙を作成し、大学生565名から回答を得た。 2)調査内容を統計的に分析し、診断検査としての信頼性、妥当性、因子構造検証し、大学生と対象とした評価尺度を作成した。 3)とくに運動・スポーツの実施程度と健康度・生活習慣の関係を分析した結果、運動・スポーツの実施程度の多い人ほど望ましい健康度や生活習慣であることが確認された。 4)研究の成果を日本健康心理学会、日本健康支援学会などで発表した。 5)中学生、高校生、社会人を対象とした次年度の分析・考察について検討した。 2.平成13年度-年代差・性差及び健康度と生活習慣の関連性の分析 1)「健康度・生活習慣診断検査」を実施し、中学生389名、高校生468名、大学生567名、杜会人290名から回答を得た。 2)中学生、高校生、大学生、社会人の年代差を比較し、それぞれの年代の問題点を指摘した。 3)各年代ごとに、生活習慣が健康度に及ぼす影響を分析し、望ましい生活習慣を実施している者は、健康度評価が高いことを明らかにした。 4)研究の成果を日本健康心理学会、日本スポーツ心理学会などで発表した。 5)最終年度になるため、研究成果報告書を作成した。
|