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2001 年度 実績報告書

アジア・ユーラシア大陸の地表面熱収支分布の解明

研究課題

研究課題/領域番号 12680087
研究機関筑波大学

研究代表者

杉田 倫明  筑波大学, 地球科学系, 助教授 (80235887)

キーワード蒸発 / 潜熱フラックス / 陸面 / 大気境界層
研究概要

地表面熱収支計算用のモデルの開発がおおむね終了したので、その検証をタイ国の中央部に設置された自動フラックステーションで取得された雨季と乾季を含む長期微気象観測データを利用して行った。その結果雨期、乾期ともに高い精度でモデル計算ができることがわかった。上記モデルに1988年のISLSCPInitiative Iの地球全体のグリッドモデルを適用し世界の蒸発量の分布の試算を行った。結果を千葉大学が提供している世界各国で行われた流域水収支データセットの蒸発量データと比較し、おおむね良好な結果を得た。今後、モデルを寒冷地域の乾燥域に適用し検証を行う。その結果に基づき、モデルの改良を必要に応じて行い、再度地球全体の蒸発量分布の計算を行う予定である。一方、検証用のデータセットにも最近徐々に整ってきた、世界各地での微気象観測データを利用して行う予定である。なお、行われた研究は、5月に行われる地球惑星科学合同大会および日本水文科学会の学術大会において発表するとともに学会誌に論文として公表予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Sugita, M.: "Estimation of large scale evaporation by a complementary relationship with a simple ABL model"Bulletin of the Terrestrial Environment Research Center, University of Tsukuba. No.1,Supplement,. 91-93 (2001)

  • [文献書誌] Sugita, M.: "Large scale evaporation estimated from complementary relationship with a simple ABL model"Proceedings of the 5th International Study Conference on GEWEX in Asia and GAME,Aichi Trade Center, Nagoya,. 2. 297-299 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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