研究課題/領域番号 |
12680116
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研究機関 | 昭和女子大学 |
研究代表者 |
伊藤 セツ 昭和女子大学, 女性文化研究所, 教授 (60073558)
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研究分担者 |
瀬沼 頼子 昭和女子大学, 人間社会学部, 助教授 (70119303)
掛川 典子 昭和女子大学, 人間文化学部, 教授 (60185858)
天野 寛子 昭和女子大学, 大学院・生活機構研究科, 教授 (80054154)
天野 晴子 日本女子大学, 家政学部, 助教授 (50299905)
伊藤 純 昭和女子大学, 人間社会学部, 専任講師 (20322456)
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キーワード | 生活時間 / アンペイドワーク / 地域通貨 / 持続可能な消費 / 都市勤労者 / 評価ファクター / 不払い残業 / ジェンダー視点 |
研究概要 |
平成15年度は,本研究の第4年度、最終年度にあたった。研究実績は下記の通りであった。 1、これまでの生活時間に関連する研究が、生活福祉、ジェンダー平等、アンペイド・ワークの評価や、介護における家事援助報酬の科学的根拠に連なって、政策定言的意味をもつように、評価ファクターや地域通貨に注目し、研究分担者、天野晴子が中心に、従来のアンペイド・ワークの金銭換算に対して、「評価ファクター」を用いたアンペイド・ワークの社会的評価の可能性を追求し報告した。これは、「評価ファクターを用いたアンペイド・ワークの社会的評価の可能性」と題して『生活経営学研究』に投稿しNo.39に掲載が決定した。 2、2003年5月開催の社会政策学会第105大会では、斎藤悦子が、アンペイド・ワークの評価を地域通貨を用いて行うという試みの報告を行った。斎藤悦子は、コミュニティ政策学会第2回大会(2003年7月)でのこの考えを発展させて報告を行った。これは「地域通貨によるアンペイド・ワーク評価と時間の関係性-東京都世田谷区在住雇用労働者夫妻の生活時間調査から-』と題して『生活経済学研究』に投稿しVol.19に掲載されることが決定している。 3、2003年5月に開催された日本家政学会第55回大会で、研究分担者、瀬沼頼子が中心になり自宅内・自宅外で夫妻が過ごす期間を事例によって分析し報告した。 4、研究分担者、掛川典子は生活時間の哲学的考察を行い昭和女子大学女性文化研究所研究会(2004年2月)で報告した。 5、研究協力者、水野谷武志が、経済統計学会第47回全国研究総会(2003年9月)で「雇用労働者夫妻の生活時間配分の研究」、「ジェンダー統計視点による労働時間・生活時間分析」について報告をおこない、また、社会政策学会北海道支部会(2004年2月)で「不払残業時間の数量的把握の試み-2000年世田谷生活時問調査の検討を中心に」と題する報告を行った。 6、4年間の研究の成果は、15章構成で報告書として現在印刷中である。
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