研究課題/領域番号 |
12680168
|
研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
岡部 恒治 埼玉大学, 経済学部, 教授 (80087080)
|
研究分担者 |
鈴木 俊夫 山梨大学, 人間教育学部, 教授 (20020472)
飯高 茂 学習院大学, 理学部, 教授 (20011588)
松本 幸夫 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 教授 (20011637)
山内 一也 旭川医科大学, 医学部, 教授 (60041787)
西村 和雄 京都大学, 経済研究所, 教授 (60145654)
|
キーワード | イメージ化 / 数学教育 / CG教材 / アニメ教材 |
研究概要 |
本年度は昨年度一昨年度の研究に引き続き、研究代表者と分担者がそれぞれの担当の分野においてイメージ化すべき用語の候補を絞り込み、その資料の収集をおこなった。 その結果、中項目について言えば、初等幾何・一般では「角度」、「重心」、「面積」、「体積」、「集合」、「濃度」、「写像」、「同値関係」、「ピュタゴラスの定理」、「合同・相似」 解析では「数列」、「等差数列」、「等比数列」、「ε-δ論法(極限)」、「微分係数」、「導関数」、「接線」、「極値」、「上下に凸」、「偏微分」、「積分」、「微積分の基本定理」 幾何では「トポロジー」、「不動点定理」、「オイラー標数」、「曲率」、「接平面」、「多様体」 代数では、「群」、「環」、「体」、「代数学の基本定理」、「準同型」、「同型」などがあげられた。解析が多いのは、特に文系学部で要望が強かったからである。 この中であげられた用語を、その概念の質を落とさずに中学生くらいの基礎知識でも興味を持ち、わかるようなレベルに噛み砕き解説することを目標としていた。この仕事の一端は、岡部の『世の中数学』に記載されている。ここでは、「トポロジー」、「角度」、「重心」、「面積」、「体積」、「数列」、「等差数列」、「等比数列」、「ピュタゴラスの定理」などについて、作成した教材をもとに、品川女子学院で中学生に講義している。 これとは、別に「微分係数」、「導関数」、「接線」、「積分」、「ε-δ論法(極限)」に関連したアニメの試作版を完成した。
|