研究概要 |
1.科学・技術系キャリア選択に関する調査研究 (1)千葉大学理学部,工学部,園芸学部所属研究者のキャリア選択に関する調査 (2)昭和以降に活躍した科学・技術者のキャリア選択について,伝記等の文献による調査。 キャリア選択要因には時代による変化が認められた。理科などの学校教育もそれなりの影響を及ぼしていることが判明した。しかし(1)のサンプル数を増やす必要がある。 2.STS教育関連の調査研究 (1)小学校理科教科書の内容構成にかんする日米比較研究を実施した。 アメリカの理科教科書は純粋自然科学を越える多彩な内容を持つ。小学校教師に対して,それを日本の教科書と比較して提示し,長短等に関する意見を収集した。 (2)純粋自然科学の理解度とSTSリテラシーとの関係に関する調査研究を実施した。 大学新入生を対象に,生物学の理解とSTSリテラシー(「科学と社会」,「科学と技術」等の理解)との関係を調査分析したところ,生物学理解の上位群〜下位群との間に有意差があるとは言えなかった。 3.環境教育関連の研究:水環境を中心とした環境教育プログラムを開発中である。 4.総合的な学習に関する授業プランの開発研究:千葉県九十九里地域の海産物イワシを核として,小学校中学年,同高学年,及び中学生向けの授業プランを,環境,食,産業,文化・伝統等の多面的観点から開発した。
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