• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2002 年度 実績報告書

学習の必要性を認識できる数学科授業の導入の開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 12680171
研究機関東京学芸大学

研究代表者

坂井 裕  東京学芸大学, 教育実践総合センター, 教授 (60242236)

キーワード数学科授業 / 導入課題 / 学習の必要性 / 学習保存法 / 教材研究 / 動機づけ
研究概要

本研究は平成12年度より継続されている研究であり本年度は3年目になる。なぜ数学の授業をうけねばならないのかを知るには、数学の学習内容に対して生徒がそれを学ぶ必要があることを自覚できるように教師が意図的に教材や指導方法を工夫する必要があると考える。平成14年度には現職の中学校教員等とともに中学生を対象とした授業1〜9を9つ実施し、それぞれの教材とその指導法を具体的にした。指導方法で分類すると次のようになる。括弧内は対象学年である。
1.オープンエンドアプローチによる
(1)「どのように分類するか」の問題を使用する。
授業1.正の数・負の数(中学1年)
(2)「どのような性質が見つかるか」の問題を使用する
授業2.相似の定義と性質(中学2年)
(3)原題をつくりかえる活動を取り入れる。
授業3.基本の図(中学1年)、授業4.作図の応用(中学1年)、授業5.平行四辺形の性質(中学2年)、授業6.平行線と比例(中学3年)
2.特殊から一般へ接続する
授業7.文字式の利用(中学2年)、授業8.いろいろな四角形の応用(中学2年)
3.易しく解決できる条件を、より難しい条件にかえた課題を使用する
授業9.二次関数の応用(中学3年)
以上に掲げた内容について、生徒が学習する必要性を感じさせるに耐えうる教材と指導方法を具体的に提示することができた。それらの成果は、平成13年度科学研究費補助金(基盤研究C2)研究成果報告書として、表題「学習の必要性を認識できる数学科授業の導入の開発研究(III)」のもとにまとめられている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 矢嶋昭雄, 坂井 裕: "問題づくりによる図形の教材開発研究(その6)"日本数学教育学会誌 第84巻 臨時増刊. 84巻. 233 (2002)

  • [文献書誌] 坂井裕, 羽住邦男, 矢嶋昭雄: "問題をつくりかえる活動における生徒の様相と教師の役割"日本数学教育学会第35回数学教育論文集. 223-228 (2002)

URL: 

公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi