研究課題
総合的な学習が組み入れられた各学校段階の教育実践は、従来の教科を中心とした学習の枠を大きく越えた多様なものになると考えられる。これらの実践を実り多いものにするためには、児童・生徒の自主的な活動を中心とする総合的な学習と教科学習を関連させて共に充実させる必要がある。このためには、実際に総合的な学習の時間に展開できる学習を考案・実施するとともに、そこで展開される活動に必要な知識・技能を分析することが必要となる。次に、それらの諸能力をどの段階で、どのように育成すべきかを詳細に検討し、両者の関連をより強める工夫が講じられなければならない。この考えをもとに、本年度においては、次に示すテーマで研究に従事した。(1)総合的な学習の考案と実施に向けての準備A.橋本・・・「自分のからだ」をテーマにした総合的な学習の考案と教員用手引き書作成準備B.戸北・・・「里山とくらし」をテーマにした総合的な学習の考案と実施に向けての準備C.川上・・・「川とくらし」をテーマにした総合的な学習の考案と実施に向けての準備(2)教科の学習と総合的な学習をつなぐための学習理論等の検討D.堀・・・「児童の認識」を中心とした学習論の検討E.大高・・・「総合的学習の環境教育の中で占める位置」を中心とした学習論の構築F.吉田・中山・・・教科学習を生かす総合的学習のあり方(1)については、調査段階を終わり実施に向けた段階に入っている。この中で教科の学習と連携が必要と考えられる事項については、(2)のメンバーに報告し互いに検討を重ねた。
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