研究分担者 |
堀 哲夫 山梨大学, 教育人間科学部, 教授 (30145106)
大高 泉 筑波大学, 教育学系, 教授 (70176907)
戸北 凱惟 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (20018659)
吉田 俊久 埼玉大学, 教育学部, 教授 (90016395)
川上 昭吾 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (10033896)
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研究概要 |
生きる力の育成を目指す学校教育において,平成14年度から総合的な学習の時間がカリキュラムに加えられることになった。この時間は従来の教科学習とは異なり,児童・生徒が自らの力でもって研究テーマに取り組み,目標達成を図ることになっている。この学習においては,学習時までに獲得した教科の力や,それを組み合わせながら追究していく能力の高低が問題となる。 そこで,本研究では,総合的な学習の充実・発展を視野に入れた理科学習のあり方を追及した。具体的には,理科学習との連携を図るための理論的側面と総合的な学習の実践から考察する実践的な側面という二面からの研究で成り立っている。 理論的な考察では児童のすみやかな概念の形成を助ける総合的な学習を展開しなければならないことを指摘した。また,「環境」,「里山」そして「健康」をテーマにした実践からは,教科学習での着実な概念の定着とそれらを駆使する能力の育成が総合的な学習の充実の鍵を握ることを明かにした。
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