研究課題/領域番号 |
12680190
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
澤田 利夫 東京理科大学, 理学部, 教授 (40000062)
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研究分担者 |
中原 忠男 広島大学, 教育学部, 教授 (90034818)
杉山 吉茂 早稲田大学, 教育学部, 教授 (50014816)
橋本 吉彦 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (60000072)
能田 伸彦 岩手大学, 教育学部, 教授 (80020121)
狭間 節子 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (40030382)
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キーワード | 数学教育 / 学力低下 / 調査実施 / 計算力低下 / IEA調査 / 文部科学省調査 |
研究概要 |
昨今の教育に関する話題の中に、「学力低下」の問題がある。「学力」の定義は曖昧で、しかも「学力低下」を示すデータは個別で小規模の場合が多く、全体的・総合的なものが見当たらないのが現状である。本研究では、小学校・中学校・高等学校を通して算数・数学科のカリキュラムの変容を史的考察しながら、横断的に、過去の学習到達度調査結果等と比較の上で、「学力」問題に取り組むことにした。 具体的には、小学校6年、中学校2年、高校1年を対象にして、サンプリングによる全国調査を実施し、過去の調査と同一の問題による結果を考察する上で学力低下の問題を考究することを主目的とした研究である。 平成12年度は、11都道府県で小学校6年生26校1300名、中学校2年生24校1500名を対象に、算数・数学の学力調査を実施した。その結果では、小学生の基礎的・基本的な計算技能の低下が著しいことが判明した。これらの結果を十分分析するとともに、高等学校での調査を来年度に実施することにしている。
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