本研究において学校で実際に使える、コンピュータネットワークによるテストシステムを開発している。これは児童生徒自らが操作して自ら解答し、自らの理解度がその場でわかることを目的としたシステムで、児童生徒の自己評価を支援するものである。本年度(初年度)は以下の開発を行った。 ・主観確率測定の方式の多肢選択テストにベイズ連鎖モデルを用いて項目応答理論を適用るためのプログラム開発を行った。このプログラムは「テスト問題提示サーバ」上で作動させる。「テスト問題提示サーバ」はベイズ連鎖により被験者の能力を推測しながらそれに適した問題を提示する。 ・問題を蓄積する「テスト問題データベースサーバ」のデータベース管理システムを用意している。 ・上記のサーバ群及びクライアントマシンからの連動テストを合わせて行っている。本ネットワークテストシステムは・実際のテストのシミュレーションの準備を行っているいる。特に実用的なクライアント数、問題数で信頼のおける推定がどの程度まで的確に行えるか検討を行なっている。
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