本研究において、学校で実際に使うための、コンピュータネットワークによるテストシステムを開発している。これは児童生徒自らが操作して自ら解答し、自らの理解度がその場でわかることを目的としたシステムで、児童生徒の自己評価を支援するものである。平成13年度(2年度)は以下の開発を行った。 ・前年度に主観確率測定の方式の多肢選択テストにベイズ連鎖モデルを用いて項目応答理論を適用するためのプログラム開発を行い、これを「テスト問題提示サーバ」上で試験的に作動させた。この「テスト問題提示サーバ」はベイズ連鎖により被験者の能力を推測しながらそれに適した問題を提示する。今年度は、ベイズ連鎖モデルの改善を行い、高速化を行った。 ・問題を蓄積する「テスト問題データベースサーバ」のデータベース管理システムを用意している。今年度は上記のサーバ群及びクライアントマシンからの連動テストを実行し、インターネット上に載せる準備を行った。
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