研究概要 |
平成14年度は,平成12年度13年度に作成し調査し再検討した検査を、複数の大学の1年生と3年生に実施した。被験者は富山大学,富山医科薬科大学,上越教育大学の学部学生であった。計約400名であった.実施時期は,4月当初の事前テストと,7月の2回行った.テストは,(1)初級段階で習得するスキル、(2)中級段階のスキル,(3)コンピュータに対する不安感,(4)情報活用に関する態度適性の(5)教師として必要な情報活用能力の5つの内容から構成されていた.今回の研究から(1)授業を受講した事によるコンピュータ不安の有意な低下が認められた.(2)初級段階のスキル並びに中級段階のスキルの変化が有意であった.(3)中級段階のスキルテストとコンピュータに対する不安感の間に負の相関が認められた,などの結果が得られた.昨年度問題が指摘された中級者のスキルテストについて改良を加え、問題が改選されたことが確認できた.また情報活用に対する態度テストについても、内容を改善することができた。
|