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2001 年度 実績報告書

学校を基盤としたカリキュラム開発の東アジアにおける展開と概念枠組に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12680216
研究機関国立教育政策研究所

研究代表者

有本 昌弘  国立教育政策研究所, 初等中等教育研究部, 総括研究官 (80193093)

研究分担者 園山 大祐  大分大学, 教育福祉科学部, 講師 (80315308)
藤田 敦  大分大学, 教育福祉科学部, 助教授 (80253376)
西山 佐代子  大分大学, 教育福祉科学部, 教授 (20036982)
松尾 知明  国立教育政策研究所, 初等中等教育研究部, 主任研究官 (80320993)
高浦 勝義  国立教育政策研究所, 初等中等教育研究部, 部長 (40110093)
キーワードSBCD / 授業研究 / 学校研究主題 / アセスメント / 教育実践開発 / 校内研修 / 社会文化 / MI
研究概要

今年度は韓国で発表した。7月2-6日Chungbuk, ChoongbukにあるKorea national University of educationで開かれたthe 11th World Congress of Comparative Education(WCCES)という比較教育関連の大会であった。テーマは"New challemges and new paradigms : moving education for the 21st century"であった。ブルームのタキソノミーが日本のSBCDとの関連で、どう展開されつつあるのか、ヘルバルトの予備・提示等の段階を経て、守破離など独特のものがあるということを論じた。
忠清北道のチュンジュにある、梧倉中学校(Ochang Middle school)の学校訪問を行い、校内研修・特別活動などに注目し観察した。校内研修に関しては、アメリカのように外で行われるという知見を得ta.特別活動に関しては、テコンドなど男子生徒中心の活動が見られ、ジェンダーとカリキュラムという点で注目された。
台湾では台北市新生国民小学校、工業高等学校の学校訪問を行った。台湾では、香港と同様米国の強い影響があり、MI(Multiple Inteligences)がSBCDに生かされている現実を見た。
他方、実際の授業観察では、大分大学付属小では総合的な学習を展開する上で、多様な展開がなされている中で、低学年では、複合的な(書いたり、作ったり、ダンスをしたりと)力が入組んでいるがそれをうまく引き出すようなことで一人一人の個性を捉えるのが得意な教師、"MI教師"とでもいわれるような教師の実在すること、すなわち複合的な力を発揮する活動を仕組むようなカリキュラムの展開があるのではないかという仮説を持った。
東アジアで独特の伝統や風土があるが、地人関係ではわが国は歴史・社会・文化的風土として捉えられるという仮説を持った。そこで、社会と世間という明治・大正期の社会学の受容と展開について調べた。
さらにリソースや学校研究主題で展開できるのではないかという仮説を明確にし、欧米の学校自己点検・評価を組み込んで、「教育実践研究の方法論」という特集号として学会誌に投稿した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 有本 昌弘: "日本的強みである地域を生かした体験活動に忘れているものはないか"総合学習. 10. 18-21 (2001)

  • [文献書誌] 有本 昌弘: "アンダーソンとクラスウォールの新しいタキソノミー"教育フォーラム. 29. 117-127 (2002)

  • [文献書誌] 有本 昌弘: "リソース(resourses)をキー概念としたSBCDのための学校研究活動 1980年代学校における授業システムデータからの示唆"日本教育工学会誌. 25・Supple. 107-112 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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