研究概要 |
平成12年度は、これまでに収集した地域資料に、メディア関連資料を記録追加し、デジタル・アーカイブ化の基礎となるデータ構成、用語等の基本的情報の構成について次のように研究を進めた。 地域資料の収集整備 地域学習資料の情報構成(とくに発生源)研究のため、市町村,博物館、自然(湿原)など10ヶ所の地域資料をフィルム、デジタルハイビジョン記録し、スキャナー等を用いて情報化し、研究の基礎資料を開発した。 地域資料の発生情報構成 年代、場所、内容分類について、収集調査資料をもとに、二次情報としての下位構成について分布処理し、その構成を検討した。 資料内容のシソーラスおよびコード化の検討 シソーラスの適応性について、利用者側から見た用語の流通性について、調査しキーワード作成者と利用者の受けとり方の違いについて、総計的に分析した。これらをもとに資料内容のコード化について検討を行った。 利用分野の構造化 資料がどの分野に適用できるか,その適性の表示方法とそのコード化の試案を作成し内容と利用の両面からの研究用基礎資料を構成した。これらの地域資料を学習資料として構成するには、多様な教材化およびその活用方法開発が重要であり、これまでの教材開発研究の文献リストを構成し、遠隔教育を用いて利用方法の実践的研究を行った。また、本年度の研究を用いて、データベースを構成するためにコード化等を配慮したコーディングシートの試案を作成した。
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