研究概要 |
1.開発・成果公開用Webサーバーの構築とWebアプリケーション開発 Webベースでのビデオ配信システムとそれを利用した教材開発をするための環境構築を進めた。教材利用のためのWebベースのアプリケーション開発を進めるため、データベースソフトウェアを導入し、Webサーバーと連動させるWeb教材開発を試みた。実用化された教材を教材提供Webサーバーで公開開始した。 2.音声・動画のデジタイズ技法の開発 この1,2年のマルチメディア・オーサリング環境の急速な進歩を受け、音声・動画のデジタル化と蓄積の手法の見直しをした。1)音声教材のデジタル化手法の確立:CDレコーダを利用してアナログ音声教材をAIFFフォーマットでCD-Rメディアに記録する手順をほぼ自動化した。AIFFフォーマットの音声データを効率よくMP3に変換し、ネットワーク配信に対応出来るものとした。2)ビデオ映像について、より効率的にWeb公開用動画を作成・蓄積・配信するために、ビデオ映像をDVD-Rに記録し高速リッピング、音声の同期と統合、編集、圧縮保存するというデジタル動画作成の比較的平易な手順をほぼ確定した。 3.これまでにストックした教材用画像データの再デジタル化 既に教材用に蓄積した自作映像を高画質・高圧縮のMPEG 4フォーマットのムービーに変換する作業を進めた。これはさらにWeb教材化するとともに著作権フリーの素材として公開提供する予定である。 4.ピクチャーディクショナリーの開発 動画Web教材と連携して使用するために著作権フリーの静止画画像集が必要となった。この画像集をベースに、内容を分類し語彙と対応させたいわゆるピクチャーディクショナリーを開発することとし、そのための素材(デジタル写真データ)の収集と分類作業を行った。継続して開発中である。
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