1.X線CT画像、MRI画像の収集 図のもととなるX線CT画像、MRI画像といった、オリジナルX線フィルムやCD-ROM等の媒体に収められた医用画像の収集を行い、デジタルカメラやスキャナー等によりコンピュータで扱えるデジタル情報として、MO diskやCD-ROM等の記憶装置に画像データとして蓄積した。 2.触図化の編集原則確立 X線CT画像、MRI画像について、触図化の原則についてこれまでの研究結果を踏まえて検討し、これを決めた。 3.触図作製 この原則に従って、デジタル化した医用画像データをもとに、パソコンの画像編集ソフトを用いて、触図の原図を作成し、これらの触図用原図を立体コピー機にかけて、最終的に触図を作製した。 4.評価とまとめ 全盲学生が触図を評価するための、調査項目、調査方法を検討・作成した。それに基づき、触図を実際に学生に提供して、触図の理解しやすさや、学習効果の面から調査を行い、これまでの調査結果と合わせて結果をまとめた。今回作製した触図については概ね肯定的な評価が得られたが、一部の画像についてはまだ改善の余地のあることが明らかとなった。
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