研究課題
当該研究では、平成12年度から、短期留学生を中心とした別科日本語専修留学生が初級から中級を経て、調査レポート執筆に至るまでのいくつかの段階を想定し、そのステップに沿って、主題別、領域別の共通教材作成を試み、システム教材を開発してきた。昨年度までの基礎研究を踏まえ、平成13年度の主な活動として、教材の研究開発に着手した。具体的には、研究分担者間で、定期的に会合を開き、新年度に向けた教材開発を手がけた結果、読解、口頭表現、ならびに総合クラス用の試用版教材が作成できた。こうした教材は、日本語研究教育センターの留学生用としてだけではなく、日本語教育学を学ぶ学生にとっても、研究材料になる。早稲田大学は、平成13年度に、大学院日本語教育研究科を設立したが、特色のひとつとして、日本語教育の理論と実践を統合した総合的な実践研究クラスを開講している。次年度は、そうしたクラスでも、大学院生と共に、試用版の教材分析を行い、留学生のニーズに合った教材について考察を進める予定である。
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