• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2002 年度 実績報告書

短期留学生のための日本語教育プログラムの総合的開発

研究課題

研究課題/領域番号 12680308
研究機関早稲田大学

研究代表者

宮崎 里司  早稲田大学, 大学院・日本語教育研究科, 助教授 (90298208)

研究分担者 川口 義一  早稲田大学, 大学院・日本語教育研究科, 教授 (70120912)
蒲谷 宏  早稲田大学, 大学院・日本語教育研究科, 教授 (80152833)
鈴木 義昭  早稲田大学, 大学院・日本語教育研究科, 教授 (40171269)
吉岡 英幸  早稲田大学, 大学院・日本語教育研究科, 教授 (00092461)
細川 英雄  早稲田大学, 大学院・日本語教育研究科, 教授 (80103604)
キーワード日本語教育 / 短期留学生 / 教材開発 / カリキュラム
研究概要

当該研究では、平成12年度から14年度まで、短期留学生を中心とした別科日本語専修生が初級から中級を経て、調査レポート執筆に至るまでのいくつかの段階を想定し、そのステップに沿って、主題別、領域別の共通教材作成を試み、システム教材の開発を最終目標として進められた。本研究分担者がコーディネーターを務める、別科コーディネーター会を招集し、研究実績の概要に基づいた協議、検討を行い、市販の教材・解説書の類からいくつかのサンプルをとりだし、本研究のモデルとしての使用の可能性をさぐる試みを行った。
研究方法としては、学習段階に沿って、主題別、領域別の共通教材の作成を行い、順を追って学んでいけるようなシステム教材を開発した。こうした基礎研究を踏まえた上で、教材開発を手がけた結果、読解、口頭表現、ならびに総合クラス用の試用版教材の作成にこぎつけることができた。
最終年度の実賛として開発された教材は、日本語研究教育センターの留学生用としてだけではなく、日本語教育学を学ぶ学生にとっても、研究材料になったと思われる。今後は、3年間の教材試用版の作成および検討を通して得られた研究成果を公刊し、当該研究を通して構築された学外ネットワークを援用し、海外の日本語教育機関の日本語教育関係者との意見交換などをはじめとする、さまざまな教育カリキュラム等の連携、協力の可能性について探っていきたい。
早稲田大学は、平成13年度に、大学院日本語教育研究科(修士課程)を設立し、来年度は新たに博士課程が加わる。研究科の特色として、日本語教育の理論と実践を統合した総合的な実践研究クラスを開講しているが、そうしたクラスでも、大学院生と共に、試用版の教材分析を行い、留学生のニーズに合った教材について考案を進められる方向性が確立できたと思われる。

URL: 

公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi