• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2001 年度 実績報告書

魚類資源の集中分布に関する統計的研究

研究課題

研究課題/領域番号 12680313
研究機関東京水産大学

研究代表者

山田 作太郎  東京水産大学, 水産学部, 教授 (60017077)

研究分担者 北門 利英  東京水産大学, 水産学部, 助手 (40281000)
田中 栄次  東京水産大学, 水産学部, 助教授 (40217013)
キーワード集中分布 / サンプリング(特にPAS) / 見落としの確率
研究概要

本年度(平成13年度)の実施計画に従って研究を進め、およそ以下の様な研究成果を得た。
1.集中分布のモデルの比較検討の研究
負の2項分布、Polga-Aeppli分布、NegmanタイプA分布について、平均m、正の値をとる確率S、及び集中度指数θの間の関係を調べた。得られた結果は3つの分布に共通のものであり以下にその主なものを記す。
(1)固定されたmに対してSはθの単調減少関数である。(2)固定されたθに対してSはmの単調増加な凹関数である。(3)固定されたSに対してmはθの単調増加な凸関数である。
2.PAS(presence-absence sampling)における見落としの確率についての研究
生物(卵)がいる(ある)時の観測をU=1で、いない(無い)時の観測をU=0で表わす。実際の生物(卵)の数をEで表わし、その確率分布は負の2項分布NB(m, k)とする。
(1)P(E>0|U=0)=1-(k/kTm)^k/1-a+a(k/kTmw)^kが成立し、これは1/kの単調減少関数である。ここにP(U=l|E=x)=a(1-e^<-bx>), w=1-e^<-b>である。
(2)N個の素区画のうちn個をサンプリングし観測した生物(卵)の数がもしy_1=…=y_n=0を満たす時U=0,その他の時U=1と定義する。N個の素区画における生物(卵)の数EについてP(E>0|U=0)=1-(k/kTm)^<k(N-n)>(kTmP/kTm)^<kn>を得る。特にP=1のとき,これは1/kの単調減少関数である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] H.Zenitani, S.Yamada: "The relation between sparring area and biomass of Japanese pilchard, sardinops melanostictus, along the Pacific coast of Japan"Fishery Bulletin. 98・4. 842-848 (2000)

URL: 

公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi