研究課題
基盤研究(C)
本研究では申請者らが提案し、開発と改良を行ってきた拡張ERモデルを用いマルチメディアデータベースの内容を直観的に表示するシステムを開発した。拡張ERモデルは、意味.データモデルとオブジェクト指向データモデルの長所を併せ持つダイアグラム表現ができ、かつ、データベースに蓄積する最小の要素(エンティティ)やメディアデータ(例えば、静止画を表すpixel map)をそれぞれ独立して画面内に表現できる点で、本研究の目的に合致している。本研究では、データベースの構造(スキーマ)とそこに含まれる個々のデータ(インス・タンス)を、相互のつながりも含めて表示できるダイアグラム記法を詳細レベルまで考察を行い、仕様を確定した。本研究のスキーマダイアグラムは、データベース全体のスキーマから、ユーザーが自分の関心のあるデータ集合をを選び、スパンニングツリーの形のダイアグラムとして表示するものである。このようなデータ表現の枠組みをグラフィックワークステーションを用いて実装した。ついで、その上にナビゲーションと検索・閲覧の仕組みを作りこんだ。ナビゲーションに関してはダイアグラム全体からの興味のある部分を付け加えたり、逆に興味のない部分の「中抜き」を理論的矛盾がないように行う方法(ビューの作成)を考案した。このため、ユーザーが考えるスキーマに対して元データベースから矛盾なく大量のインスタンス群を変換するアルゴリズムを考案し、実装した。また、大量のデータ、特にインスタンスを限られた画面内で有効に視覚化する手法として、必要なデータのみを選択して動画によって視覚化する機構を作成した。
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すべて 雑誌論文 (28件)
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