研究課題/領域番号 |
12680365
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
木下 哲男 東北大学, 電気通信研究所, 助教授 (20282006)
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研究分担者 |
安久 正紘 茨城大学, 工学部, 教授 (10016462)
菅沼 拓夫 東北大学, 電気通信研究所, 助手 (70292290)
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キーワード | エージェント / マルチエージェントシステム / エージェント指向コンピューティング / 人工知能 / 分散処理 / 情報ネットワーク |
研究概要 |
平成12年度は、動特性の分析と制御の対象となるマルチエージェントシステムのモデル化、及び、実験手法に関する基礎研究として、以下の研究開発を実施した。 (1)エージェントモデルの定式化 マルチエージェントシステムの構成要素となるエージェントのモデル(アーキテクチャ)について検討し、エージェントの内部状態(心的状態とも呼ぶ)を導入し、各エージェントはこれらの内部状態と外部から到来する他のエージェントからのメッセージに基づいて動作するエージェントの動作モデルを定式化するとともに、エージェント群の緩やかな連携関係という概念を提案した。 (2)マルチエージェントの動作シミュレーション手法の基本検討 上記(1)で検討したモデルに基づいて、マルチエージェントシステムとして構成されるエージェント群の動作をシミュレートする手法について検討し、エージェント内部機能を動作パラメータとする動作シミュレーションシステムを設計・実装した。そして、緩やかな連携関係に基づいて動作するマルチエージェントシステムのシミュレーション実験を行い、その基本的特性を把握した。 (3)マルチエージェントシステムの動特性解析モデルの基本検討 マルチエージェントシステムの動特性解析の分析・解析の指針となる理論モデルを構築する準備として、関連研究の動向調査と整理を行った。
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