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2000 年度 実績報告書

頑健な自然言語処理技術を統合して用いた高品質な要約作成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12680374
研究機関東京工業大学

研究代表者

奥村 学  東京工業大学, 精密工学研究所, 助教授 (60214079)

研究分担者 望月 源  北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (70313707)
キーワードテキスト自動要約 / テキストの首尾一貫性 / テキスト構造解析 / 照応解析 / 省略解析
研究概要

近年電子化されたテキストが大量に世の中に満ち溢れ,情報洪水という言葉がしばしば使われる.このため,読み手が読むテキストの量を制御できるように,自動要約技術による支援が求められている.このように,領域に依存しない,大容量のテキストに対して適用可能な,頑健な自動要約技術が求められている現状を踏まえ,本研究では,頑健な自然言語処理技術を統合して用いることで,高品質な要約を自動的に作成する技術の開発を行なう.
本研究では,これまでの,領域に依存しない頑健な自動要約技術の問題点を鑑み,(1)単純にテキスト中の重要文を連結するだけでは失われがちである,要約文間の首尾一貫性を考慮した自動要約技術,(2)重要文の単なる抽出だけではなく,抽出した重要文中から重要個所をさらに抽出することで,より簡潔な要約を自動的に作成する技術,(3)(1),(2)の技術を統合することで,テキスト中の重要個所を抽出し,それらを適切に組み合わせることで,読み易い要約を自動的に作成する技術の3点での開発を行なう.
12年度では,テキスト中の文間の関係を解析することで,テキストの構造を得る技術(頑健なテキスト構造解析技術),テキスト中の照応,省略を処理することで,テキスト中の話題のつながりを解析する技術(頑健な照応,省略解析技術)および,それらを用いた要約技術を計算機上に実現した.

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 望月源: "語彙的連鎖に基づく要約の情報検索タスクを用いた評価"自然言語処理. 7・4. 63-77 (2000)

  • [文献書誌] Manabu Okumura: "Query- biased Summarization Based on Lexical Chaining"Computational Intelligence. 16・4. 578-585 (2000)

  • [文献書誌] 奥村学: "NTCIR Workshop 2の新しいタスクの紹介-テキスト自動要約タスク-"情報処理. 41・8. 917-920 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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