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2002 年度 実績報告書

異種木構造データベースに対する制約問合せ処理の研究

研究課題

研究課題/領域番号 12680394
研究機関広島市立大学

研究代表者

北上 始  広島市立大学, 情報科学部, 教授 (50234240)

研究分担者 黒木 進  広島市立大学, 情報科学部, 助教授 (20225288)
任 福継  徳島大学, 工学部, 教授 (20264947)
キーワード調停グラフ / 階層グラフ / 分散並列処理 / 異種木構造 / 遺伝的アルゴリズム / クラスタ交換法
研究概要

最終年度である本年度は,調停グラフにおける交差数減少処理の計算時間を短縮するために,今まで検討が進められてきた深さ優先探索法に対して,(1)遺伝的アルゴリズム(GA)との関係についての検討,(2)遺伝的プログラミング(GP)との関係についての検討,(3)2つ以上の探索手法を組み合わせる方法の検討,(4)並列処理の可能性についての検討を行った.
(1)については,深さ優先探索法により計算された近似解が悪い場合,その解からさらに最適な解を見つけるために遺伝的アルゴリズムによる探索手法を適用する方法を検討した.
(2)については,各木構造の葉節点集合に適用した遺伝的アルゴリズムは,木構造を直接操作対象とする遺伝的プログラミングに似ているが,遺伝的プログラミングの節点名を変更する操作が不要であるという違いがあることが明らかになった.
(3)については,両探索手法を組み合わせて使用する場合,遺伝的アルゴリズムによる探索手法を先に利用するよりも深さ優先探索法を先に利用する方がより短い時間で準最適解を見つけることができた.
(4)については,深さ優先探索法の高速化に着目し,簡単な探索問題を8台のPCで分散並列処理をする方法について検討し,動的負荷分散方式の基礎技術を明らかにした.

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Hajime Kitakami, Yasuma Mori: "Reducing Crossovers in Reconciliation Graphs Using the Coupling Cluster Exchange Method with a Genetic Algorithm"Frontiers in Artificial Intelligence and Applications, IOS Press. Vol.79. 163-174 (2002)

  • [文献書誌] Hajime Kitakami, Tomoki Kanbara, Yasuma Mori, Susumu Kuroki et al.: "Modified Prefix Span Method for Motif Discovery in Sequence Databases"Lecture Notes in Artificial Intelligence, Springer-Verlag. Vol.2417. 482-491 (2002)

  • [文献書誌] 周藤俊秀, 田村慶一, 森康真, 北上始: "配列データに対する頻出パターンの並列抽出方式"第14回データ工学ワ-クショップ(DEWS2O03), 電子情報通信学会データ工学研究専門委員会,Online Proceedings. 7 (2003)

  • [文献書誌] 井上俊治, 北上始, 森康真, 田村慶一, 黒木進: "異種分散データベースの統合支援システム"第4回IEEE広島学生シンポジウム. 235-238 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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