研究概要 |
分子生物学分野のデータベースとして利用頻度の高い4つのデータベース(Genbank,Swiss-Prot,PIR,PDB)を対象として選び、それぞれのファイルを研究室の複数の計算機に分散配置している。各ファイルの検索には、それぞれ専用のエージェントを置き、エージェント間の通信の形式はHTML形式を用いるよう設計しているところである。通信内容としては、一部のデータに記録されているデータベース間のクロスレファレンス情報だけでなく、データの内容としてエージェント同士の振る舞いを記録するデータを持たせるように考えている。現在、エージェントの制御方式について検討しているところであり、制御のための簡易言語も合わせて設計を進めている。一方、エージェントはクライアント側とサーバ側に分けているので、それらの間の通信プロトコルに関して各種の実装例の調査を進めてきた。サーバエージェントには、データベースの検索系との通信をする必要があるが、検索系の実装およびその通信プロトコルの実装についてはまだ作業途中であり、平成13年度に継続して進める予定である。
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