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2002 年度 実績報告書

開放型高機能XMLサーチエンジンに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12680417
研究機関名古屋大学

研究代表者

吉川 正俊  名古屋大学, 情報連携基盤センター, 教授 (30182736)

研究分担者 波多野 賢治  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (80314532)
天笠 俊之  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (70314531)
松原 茂樹  名古屋大学, 情報連携基盤センター, 助教授 (20303589)
キーワードXML / データ統合 / 利用者インターフェース / 時制データベース / 情報検索
研究概要

本研究では,大量のXMLデータを効率良く管理,検索するとともに,複数のシステム間のXMLデータの交換を容易にする開放型高機能XMLサーチエンジンの要素技術を開発し,そのプロトタイプを実装した.
通常のHTMLサーチエンジンと同様に,末端利用者を対象とし,少数のキーワード集合を入力するだけで,XML文書の構造情報と部分文書のベクトル情報をもとに,そのキーワード集合に合致する所望のXML部分文書を抽出するためのアルゴリズムを開発し,それに基づくプロトタイプシステムの開発を行った.
また,部分文書自身を例として問合せに用い類似した部分文書を検索するためにキーワード一致とベクトル空間モデルを融合した検索モデルを開発した.種々の論理構造を有するXMLデータからキーワード集合などの簡易問合せにより,最適な部分XMLデタを検索するための手法を研究・開発し,XMLデータの簡易検索を可能とするシステムのプロトタイプを作成した.また,その評価を行うために,INEX (Initiative for the Evaluation ofXML retrieval)国際イニシアティブに参画し,IEEE論文誌の大量の論文(20種類6年分.論文総数12,107件)を対象とするテストコレクション作成に協力するとともに,プロトタイプシステムの本コレクション向けの改良を行った.
文書更新に効率的に対処可能な索引システム,文書の変更履歴を管理可能なデータモデルの開発を行った.検索,更新ともに効率よく実行可能なXMLデータ索引を実現するために,XMLの木構造を表現する符号化方法について研究し,そのためのノード符合化法として,rUID, QRSなどを考案した.

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] Toshiyuki Amagasa, et al.: "QRS : A Robust Numbering Scheme for XML Documents"Proc. of ICDE 2003. 705-707 (2003)

  • [文献書誌] 江田毅晴: "XML木のための更新に強い節点ラベル付け手法"日本データベース学会 Letters. Vol.1,No.1. 35-38 (2002)

  • [文献書誌] Kazunari Sugiyama, et al.: "A Method of Improving Feature Vector for Web Pages Reflecting the Contents of their Out-linked Pages"Proc. of DEXA2002, LNCS. Vol.2453. 891-901 (2002)

  • [文献書誌] Kenji Hatano, et al.: "Information Retrieval System for XML Documents"Proc. ofDEXA2002, LNCS. Vol.2453. 758-767 (2002)

  • [文献書誌] Dao Dinh Kha, et al.: "Application of rUID in Processing XML Queries on Structure and Keyword"Proc. of DEXA2002, LNCS. Vol.2453. 279-289 (2002)

  • [文献書誌] Yu Suzuki, et al.: "Extraction and Integration of XML Documents Features on Wireless Environment"Prof. of WIS2002. 82-93 (2002)

  • [文献書誌] Masatoshi Yoshikawa: ""XML Databases", in Nontraditional Database System"The Information Processing Society of Japan and Taylor & Francis Books Ltd.. 251 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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