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2001 年度 実績報告書

伝統的尺八奏法譜情報の多元的利用のための標準記述形式および処理システムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 12680423
研究機関東邦大学

研究代表者

松島 俊明  東邦大学, 理学部, 助教授 (30190458)

研究分担者 小田 弘良  東邦大学, 理学部, 講師 (80175265)
志村 哲  大阪芸術大学, 芸術学部, 助教授 (60226264)
坪井 邦明  千葉職業能力開発短期大学校, 講師
キーワード音楽情報処理 / 日本伝統音楽 / 尺八譜 / 奏法譜 / DTMシステム / 楽譜記述言語 / 手書き文字認識 / ユーザインターフェース
研究概要

今年度の主な成果は以下の通りである.
1.COMSOコードへの対応 尺八譜の情報処理システム内での尺八譜情報の表現方式を,前年度の研究成果であるCOMSO(COMmon representation language for Shakuhachi nOtation)コードに統一,それに伴い,プログラムの全面的な改訂を行った.これにより,譜字の表示,演奏,流派変更等の処理が容易に行えるようになった.
2.琴古流への対応 COMSOコードへの全面的な移行に伴い,新たに琴古流尺八譜も処理可能とした.これにより,本システムが対応している流派は,現行の2大流派である都山流と琴古流,および明暗流ほか各地の古典本曲譜を出版する竹保流の3つの流派を扱うことができるようになった.
3.共通音価表現の採用 尺八譜では流派により音価表記方法のパラダイムが大きく異なっているが,本システムでは五線譜での表記方法を取り入れた共通音価表現方法を考案した.これにより,流派によらず共通の音価の表記が可能となった.
4.印刷機能の強化 作成した譜の印刷時に,音価表示の有無,小節線枠の有無を指定できるようにした.これにより,流派固有の音価表記を印刷後に加筆するなど,使用者のニーズに合わせた柔軟な印刷出力を得ることが可能となった.
5.多様な入力方法 電子ペン等による手書き入力に加え,使用頻度の高い譜字に関しては譜字ボタンでの入力,また頻度の低い譜字はCOMSOコードによる入力を可能とするなど,様々な方法で譜字の入力を可能とした.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 野口将人, 田島ゆう子, 松島俊明, 坪井邦明, 志村哲: "尺八くん2001 -尺八譜情報の処理システム-"情報処理学会 音楽情報科学研究会 研究報告. 2001-MUS-41. 15-20 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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