研究課題/領域番号 |
12680514
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研究機関 | 高エネルギー加速器研究機構 |
研究代表者 |
沼尻 正晴 高エネルギー加速器研究機構, 放射線科学センター, 助手 (20189385)
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研究分担者 |
三浦 太一 高エネルギー加速器研究機構, 放射線科学センター, 助教授 (80209717)
鈴木 健訓 高エネルギー加速器研究機構, 放射線科学センター, 教授 (40162961)
近藤 健次郎 高エネルギー加速器研究機構, 共通研究施設, 教授 (20004434)
沖 雄一 京都大学, 原子炉実験所, 助教授 (40204094)
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キーワード | 高エネルギー陽子 / 陽子加速器 / 核破砕反応 / 生成断面積 |
研究概要 |
高エネルギー加速器研究機構の陽子加速器施設において加速器トンネル内に様々な板状の試料を置き、試料中に生成する核種の放射能をGe検出器によるγ線測定により求めた。試料表面の空間線量率をGM検出器、NaI検出器等を用いて求め、放射能との関係を求めた。この関係により、試料表面の空間線量率から試料内の放射能を推定する方法を確立した。 一方、実際の加速器トンネル内にある加速器構造体中の放射能を測定し、構造体表面の空間線量率との関係を得た。また、加速器構造体の表面線量率とビーム損失量との関係を示した。 アルミニウム標的核に対する12GeV陽子照射実験を行った。核破砕反応によって生成する核種の収量を測定し、γ線測定及び化学分離(C-14等)を行ない、反応断面積の絶対値を得た。 この研究の工学的利用のため、核破砕反応により高エネルギー陽子加速器施設内で生成する核種の同定および生成量の測定と評価方法を確立した。生成断面積のデータ集積を行い、放射能の評価をより精度よく推定できるようにした。
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