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2001 年度 実績報告書

富士山における植生保全と回復-ミヤマハンノキの窒素固定能を利用して-

研究課題

研究課題/領域番号 12680566
研究機関静岡大学

研究代表者

増沢 武弘  静岡大学, 理学部, 教授 (40111801)

キーワード富士山 / ミヤマハンノキ / 窒素固定 / 落葉落枝 / 土壌中窒素N
研究概要

ミヤマハンノキを種子から発芽させ、苗を育生し幼苗を数多く得ることができた。平成12年度に育生した幼苗は移植の結果、越冬できる個体は野外では少数であった。12年度は苗の育生のために新たに土壌中で分解するポットを用いた。ポットごと移植した個体は生存率が高く、これらを生長量の測定、N固定量の測定に用いた。その結果、年間の生長量は前年度に比較し2-3倍の値を示した。さらにN固定能も2年生(越冬個体)は高く、時間の経過とともに空気中のNを固定し、土壌中にNが増加する可能性が示唆された。12年度の結果として種子採取法と保存法がほぼ確立しているためそれにそって採取を行い、新たな実験用実むを得た。
圃場実験とともに富士山表富士五合目でミヤマハンノキのリーターと土壌中のNの増加について、現地調査と葉および土壌のN・Cの分析を行った。他の落葉樹に対して、ミヤマハンノキは土壌へのN供給源として大きな役割を果していた。移植個体においてもその可能性は高かった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Anisuzamann. MASUZAWA: "Response of germination and seeding growth on Mt. Fuji"Polar Biosci. 14. 88-98.. 14. 88-98 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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