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2000 年度 実績報告書

環境ボランティアのネットワーキングとそのエンパワーメント機能の環境心理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 12680567
研究機関名古屋大学

研究代表者

広瀬 幸雄  名古屋大学, 文学研究科, 教授 (10117921)

研究分担者 大沼 進  富士常葉大学, 流通経済学部, 講師 (80301860)
杉浦 淳吉  愛知教育大学, 教育学部, 助手 (70311719)
キーワードボランティア / ネットワーキング / エンパワーメント / コミットメント
研究概要

研究目的は,環境ボランティアのネットワーキングとボランティアのエンパワーメント機能について機能を解明することであった.主な研究成果は以下のとおりである.
1.環境ボランティアのエンパワーメントについての先行研究のレヴューを行った.本研究では,Rappaport(1981)にもとづき,エンパワーメントを,「人々が自分自身の生活をより能動的にコントロールできる可能性を高めるプロセス」と定義し,その3つの側面として,効力感(社会への働きかけによって状況を変えることができるとの自己評価),技能感(社会への働きかけのための能力や技術を十分に獲得できているとの自己評価),連帯感(互いに支え合え協働できる友人・知人を持っているとの自己評価)を仮定して研究を進めることにした.
2.環境ボランティア団体への聞き取り調査と予備的アンケート調査を実施した.愛知県日進市で活動する環境ボランティア団体(約40団体)対して,ボランティアのネットワーキングとその活動内容についてに調査した.現在その結果の分析作業中であるが,作業仮説としては,メンバーのボランティア活動への参加度(コミットメント)は,メンバーのネットワークの広がりによって左右されること,コミットメントの強さがそのメンバーのエンパワーメントを規定することである.
3.環境ボランティアが活動する地域の住民を対象としたアンケート調査のための聞き取り調査と調査実施準備を行った.資源ゴミや生ゴミを自主的に回収しているボランティア団体が存在している地区を対象として,ボランティア活動が住民の環境配慮の意識・行動に及ぼす影響について解明する調査を実施する計画である.ボランティアへの聞き取り調査の結果にもとづいて,住民への調査項目を確定して,調査票を作成した.調査は来年度(平成13年度)に実施する計画である.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 広瀬幸雄: "資源リサイクル制度の導入に伴うごみ滅量に関する意識行動の推移"環境社会心理学研究. 4. 1-85 (2000)

  • [文献書誌] 広瀬幸雄: "環境ボランティアによる社会的レシヒロづくり"心理学ワールド. 12. 5-8 (2001)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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