研究課題/領域番号 |
12680579
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研究機関 | 愛知学泉大学 |
研究代表者 |
小谷野 錦子 愛知学泉大学, 経営学部, 教授 (80012376)
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研究分担者 |
柳堀 朗子 愛知県立看護大学, 看護学部, 助教授 (50251228)
梅里 迪正 愛知学泉大学, 経営学部, 助教授 (80247593)
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キーワード | 環境意識 / アンケート調査 / ライフスタイル / 風力発電 / 地域活性化 / 地球温暖化防止 / LCA / 循環型社会 |
研究概要 |
本年度の研究 学生や市民の環境意識が、学習や経験によりどのように変化するか、特に風力発電を取り上げ、モデル実験と地域調査を行った。 (1)暮らしの中でのモデル実験-風力発電施設の建設 まず、キャンパスの中でのモデル実験として学内に2基の風車(500W)からなる小型風力発電施設を建設した。建設関係の主な支出は、風力発電機2式、取り付け用コンクリート電柱2本他、および工事費である。発生した電力については機械稼動、施設照明、各種環境指数の表示などに提供する予定で準備を進めている。まず、風車建設以前に風車に対する意識調査を行なったが、今後は、自然エネルギー源による電力をいかに視覚化/体験化できるようにし、それによる意識の変化を調査する。意識変化促進のモデル実験には、省エネルギー、廃棄物処理・リサイクル、キャンパス緑化、環境イベント等が含まれる。 (2)地域調査-風力発電を利用した地域開発 わが国では2000年以後、風力発電が急増している。風力発電施設を建設した町村の多くは発電を契機に村/町おこしを図っている。今期は北海道・苫前町・留萌市および、大分県・前津江村において、風車建設の経緯、地域産業に与えた影響住民意識の変化等を調査した。 (3)暮らしの中のライフサイクルアセスメント分析 特に電気エネルギーについては、今回建設した風力発電につきライフサイクルアセスメント法で分析しその環境負荷を明らかにする事を進めている。 (4)アンケート調査結果の多変量解析 アンケート調査結果について、環境問題についての知識-量と質(正確性、深さ)、環境問題への関心度、経験・体験、実行力と実践度等の観点から多変量解析を行った。
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