研究概要 |
過酸化水素はスコポレチン法によって定裏した。6-ニトロノルエピネフリン0.3及び3.0μMをラット血管内皮細胞上清に添加すると1-2nmol/60min/10^5cellの過酸化水素が発生した。加えない細胞では0-0.2nmol/60min/10^5cellであった。6-ニトロノルエピネフリンの濃度をこれ以上増加させると、化合物の黄色によって検出系が妨害されたため断念した。 6-ニトロノルエピネフリンによるヒト由来神経細胞株SH-SY5Yのアポトーシス誘発性について検討した。アポトーシスはヒストンの解離をELISAにて検出することにより評価した。6-ニトロノルエピネフリン0.3,3.0,30,300μMの作用を検討し、300μMによって神経細胞の著明なアポトーシスが惹起された。陽性対照として用いた6-OHDAは30及び300μMの濃度によってアポトーシスを引き起こした。
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