1.資料の収集 五四時期(1917〜1927年前後)に主として北京で活動していた文学結社に関する一次資料及び二次資料を系統的に収集した。主な調査対象機関は以下の通り。 a)北海道大学(主対象:『晨報』、『晨報副刊』及び『京報副刊』) b)東京大学文学部及び東洋文化研究所、国立国会図書館、都立中央図書館 c)京都大学人文科学研究所 d)北京市の国家図書館、北京大学図書館、中国現代文学館等 e)台北市の中央研究院、国家図書館、台湾大学図書館等 2.資料の整理:五四時期・北京の文学結社に関するデータベース構築 上記1によって収集した資料を、文学結社ごとにその活動期間、メンバー構成(生卒年・性別・出身地・略歴)や会則、活動内容等の項目をたてて整理し、データベース化する作業に入った。また、関連研究の書誌情報も作成中。 また、本研究の有意義な副産物として、北京市档案館所蔵の華北ラジオ放送局資料について綿密な調査を実施、その目録を作成するとともに、関連論文も発表した。
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